
ファイアハンガー・焚き火ハンガーなどと呼ばれる焚火用品。
自分で作れそうだったので作っちゃいました。
↓既製品では下記のようなものがあります。
こんなファイアハンガーを作ったよ

写真がごちゃごちゃですみません。
鍋やらヤカンやらを掛けている黒い棒が、ファイアハンガーです。

女性1人でも作れます。
というか、主に買ってくるだけです。
なぜファイアハンガーが必要?
\ダッチオーブンを吊るしたい!/
焚火台+網だと火加減が難しい
ファイアハンガーを作る前までは、以下の組み合わせで調理をしていました。
- 焚火台・[ユニフレーム]ファイアグリル
- 焼き網・[ユニフレーム]ヘビーロストル
- 鍋・ダッチオーブンなど
重さ的には問題ないけど、火加減調整がしづらいことと、寒いときに火を強くできない(調理に影響してしまうので)のが難点でした。
なぜ自作しようと思ったのか
既製品は高い
2023年現在は、後追いのメーカーからお手頃価格の製品が沢山出ていますが、私が自作した4年前は、作っているメーカーが少なく、1万円以上出さないと買えない状況でした。
高いけど、ただの棒だよね…
こういう棒、工事現場とかにあるよなぁ、買えないかなぁ、と思いました。
作れそうなものはなるべく自作したいのです。
ネットで情報収集 & 脳内会議
やはりホームセンターに売っていた
棒を曲げて1本の棒に引っ掛ける方式のもあるけど…
どうやら棒を曲げるには専用工具が必要みたいです。
うーん、、、他に曲げたい物もないので、今回は見送ります。
↓曲げてみたい方はこちらをご参照ください。
ついでにこの形は、私がやりたい「重い鍋を吊す」ってのとは相性が悪い気がします。
なので、曲げることに未練は無し。ちょうどよかったです。
曲げないで作れるファイアハンガーを考える
トライポッド
3本の棒を組み、頂点からぶら下がっているチェーンに鍋などを吊るします。
コの字型
3本の棒をコの字に組み、横に渡っている棒に鍋などをフックで掛けます。
買ったもの
- 工事用品などの職人さん向けコーナーを探しましょう。
- 自転車だと危ないので、持ち運びは車をお勧めします。
(ロープ止めの地面に差す部分がかなり尖っている)
1. 異型ロープ止め 丸型 Φ13×1200mm 3本


塗装されている商品もありましたが、好みの色がなかった為、メッキ仕上げのものにしました。
1本1000円以下で買えると思います。
なお、今はこの型番ではないみたいなのでご注意ください。
また、長さ1200mmだと長く感じられるかも知れませんが、地面にしっかり打ち込んでも高さが十分なことと、火加減調整のしやすさから、この長さにして良かったと思っています。
900mmの製品もありますので、お手持ちの焚火台の高さや想定する用途を踏まえて、購入前にシミュレーションしてみてください。
楽天市場ではこちら。
10本入りなので、ご参考までにどうぞ。
2. 丈夫そうな金属チェーン

耐荷重の表記があったか忘れてしまいましたが、丈夫そうなものを購入。1mかな?
お店で切ってくれます。172円です。安い。
3. 丈夫そうなS字金属フック

耐荷重20kgぐらいあれば安心!と思って行ったけど、そういうのは無かった。
購入品は「静荷重7kgまで」とありますが、今のところ中身いっぱいのダッチオーブンを吊るしても問題無いです。
落ちにくくて良いかなと思って、S字の片側が狭いものを選びました。
その後、長いS字フックも買い足しました。
4. 塗装はがし
異型ロープ止めに施されているユニクロメッキを剥がすために使用します。
5. 耐熱塗料
塗装しなくても大丈夫かなとも思いますが、錆びるかな?というのと、黒のほうがカッコイイかなと思い、塗装することにしました。
スプレータイプもありますが、刷毛で塗るタイプの方が安いです。
耐熱のものを選びます。
やったこと
1. ユニクロメッキの除去
購入した製品が、つけ置きするタイプだった為、塗装はがしをゴミ袋に入れてお風呂場でつけ置きしました。
つけ置き後は、水洗いして乾燥させます。

2. 耐熱塗装
劣化防止と、黒色にしたかったので、塗装しました。
念のため、耐熱塗料を使用します。
3. チェーンとフックの塗料を焼き付ける
塗料を乾燥させてから、オーブンで焼きます。
ものすごい悪臭が発生するので、これはやらなくても良いかも。
4. 収納袋製作
履き古したズボンの片足分を使い、ミシンで加工して作りました。
底には折り畳んだ布を詰めて補強しています。
毎回誰のズボンかと思ってドキッとしますが、用をなしているので良しとします。
もちろん袋は市販品でも良いですし、何なら無くても大丈夫です。
ですが、棒の先端の尖った部分は何かでカバーした方が安心かなと思います。
市販品だと、トライポッドケースがちょうど良いかなと思います。
役に立ってる
設営バリエーションは2種類
- コの字に組む
- 三角錐の形に組む(トライポッド)
1. コの字に組む
- 2本の棒を程よい間隔で地面に刺す。(ペグハンマーを使用)
- 棒の上部分の丸い穴に、残りの1本を通す。
色々掛けられる
トングや火ばさみ、お玉など、フックがあればなんでも掛けられます。
お子さんがいるときは、尖った部分が危ないので、グローブなどでガードすることをお勧めします。

火加減調整がしやすい
フックを使ってチェーンの長さを変えることで、火加減を調整しています。
複数調理可能
こちらの写真では鍋と飯盒ですが、鍋をもう1つ掛けることもできます。
また、長いS字フックがあれば、チェーンを使わなくても鍋やヤカンを掛けることができます。

2. 三角錐の形に組む(トライポッド)
- 3本の棒を三角錐の形になるように組む。(棒上部の丸い穴に通すと良い)
- 上の部分にチェーンをぐるぐる巻く。
トライポッドにもできそうだなと思ったら、案の定できました。
これも良いけど、お鍋1つしか掛けられないので、利便性ではコの字に劣ります。

まとめ
ファイアハンガー製作、おすすめです。
簡単にできる
作るというか、ホント買ってくるだけなので、「ちょっとDIYっぽいことしたい」という人にもおすすめします。
役に立つ
これが一番の理由です。
製作後4年経った今も愛用しています。
一話題できる
女子がこのイカツイの作ったのかと、キャンプ場で一話題できます。
みんな笑ってくれる。ありがとう。